「税理士」と「公認会計士」の違い、そして「良い」税理士の定義とは?

まずは、「税理士」と「公認会計士」の違いについて考えてみましょう?
でも、その前に、そもそも、「会計士」に「未公認会計士」って人はいるんでしょうか?

「公認会計士」は、1948年の公認会計士法が施行されてからの呼び名です。
つまり、法律の施行前から会計の仕事を行っていた人で、
国家試験を受けなかった人は「非公認会計士(公認はつかないけど会計士)」となります。

また、公認会計士の試験は、3次まであって、
2次までの合格者は、「会計士補」というらしいです。
この場合も、「非公認会計士」といえるのかもしれませんね。

未公認、いいかえれば、公認されない会計士って人はいないようです。

すみません。脱線してました。

「税理士」は「会計士の業務」ができませんが、「会計士」は「税理士の業務」ができます。これが、違いです。

もうひとつ、いまどきの言葉でいえば、税理士は、お客さんに「寄り添います」。
会計士は、お客さんに「寄り添いません」。

なぜなら、第三者として独立し、事業主が作成した帳簿をチェックするのが「会計士」の仕事ですし、納める税金を少しでも減らせるよう、お客さんと二人三脚で、財務諸表から納税書類まで作成するのが、「税理士」の仕事だからです。

ちなみに、会社を設立するための公的な手続きに必要な「士業」には、行政書士と司法書士、税理士に社会保険労務士の“4士”が必要といわれています。

ん?「会計士」、いらないじゃん!と、思わないでください。

近頃は、企業会計の透明さが、これまでよりもいっそう求められています。
そして、透明さを証明するために、監査業務の重要性が高まっており、
この監査業務を行うことができるのが、「会計士」です。

というわけで、会社を立ち上げ、健全な運営を目指すためには、“5士”の力が必要となるわけです。なかでも、「税理士」は、「行政書士」の業務と「社会保険労務士」の業務を行うことができます。うまくいけば、“3士”でまかなえるかもしれません。

となれば、会社の経営に何かあった時に、誰に相談するのが、よいでしょう?

ここまで読まれた方には、もうお分かりですね。「税理士」さんでした。

そんな税理士を厳選して紹介してくれるサービスを見つけました。
サイトを見て目に飛び込んできたのが、「格安税理士の落とし穴」のメッセージでした。
税理士さんの世界にも、「安かろう悪かろう」といった類の人がいるわけですね。

私も、情報処理の分野で国家資格を持っているのですが、試験の内容は、実際の仕事に即しているものではありませんでした。IT企業でも、みんなが同じやり方で同じ仕事をやっているわけでもないですから、最低限知っておきたいレベルが、合格の基準なのでしょう。

税理士の資格試験に関しても、やはり、お客さんからお金をいただくお仕事のための、必要最低限度での合格基準であれば、当然、税理士さんも玉石混交と考えておくべきですし、数多開業している税理士さんの中から、適当な方を選ぶ、いわゆるナビゲーションの役割を受け持ってくれる人が必要になるという論理は、サイトを訪れた人への訴求力をより高めているのではないでしょうか。

また、就職支援のようなマッチングサイトなどにみられる、一様に並んだ条件から希望となる項目を選択し、「検索ボタン」ひとつで機械的に該当する相手を選ぶサービスが無いことは、かえって、信頼性を高めているようにも感じました。

お客さんである事業主の方と、より緊密なコミュニケーションが必要な税理士のお仕事ですから、それぞれの人となりを理解して、「相性」を見極める「コンシェルジュ」の役割は、極めて重要でしょうし、24時間でその作業が完了するということは、言い方はよくないかもしれませんが、「豊富なストック」と日常的に接して、それぞれの税理士さんの特長を把握している自信がおありなのでしょう。

「良い税理士を選ぶ3つの基準」も、興味深かったです。

巷の企業では、終身雇用制度が崩壊の途にあり、中途採用で即戦力を集め、その場をしのぐ経営がはびこっているようですが、企業が社会の公器である以上、人材の育成もまた行うべき義務です。

そういった「教育」が、ピラミッドの頂点におかれているところにも、お客さんに紹介する税理士さんへ要求するレベルも高いのではないかと感じられ、このコーナーを閲覧した事業主の方々も安心されるのではないでしょうか。

真っ当な仕事をすれば、相応の報酬を得るのは当然の帰結です。お客さんに自信を持って紹介できる「財産」である税理士さんにも十分に満足してもらえる“独自の相場”があってこそ、このような運営が可能になると思いますし、サイト全体で言及されておられる「良い税理士」のフレーズが、誰にとって「良い」のか、わかる気がします。